国内で発生した軍事クーデターの影響もあり、日本で就労するミャンマー人の数が増えていることをご存じでしょうか?
本記事ではミャンマー人の特徴や採用のメリットを解説します。
目次 日本で働くミャンマー人 ミャンマー人の特徴 ミャンマー人採用のメリット おすすめの在留資格 まとめ |
日本で働くミャンマー人
出典:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和5年10月末時点)厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11655000/001195787.pdf
厚生労働省によると、2023年10月末時点で71,188人のミャンマー人が日本で就労しています。
就労者数が最多であるベトナム人と比較するとまだ少ないですが、対前年増加率は49.9%と非常に高く、インドネシアに次いで2番目の増加率となっています。
これはミャンマー国内での失業者の増加により、国外で働くミャンマー人が増えていることが要因のひとつと考えられます。
また、2023年に1月から約2ヶ月停止していたミャンマーにおけるパスポートの発行が再開し、海外渡航希望者がさらに増加しています。
ミャンマー人の特徴
早速、ミャンマー人の人柄について、4つの特徴をご紹介します。
。温厚で礼儀正しい 。勤勉である 。目上の人を敬い大切にする 。親日派である |
- 温厚で礼儀正しい
ミャンマー人は温厚で親しみやすく、礼儀正しいといわれます。これには仏教の教えが深く根付いていることが背景にあります。
- 勤勉である
素直で真面目な性格の人が多く、言われたことを忠実に実行します。
日本人との相性は非常に良いといえるのではないでしょうか。
- 目上の人を敬い大切にする
ミャンマー人は年上を敬う心が強く、これも仏教の教えによるものです。
- 親日派である
ミャンマー人は親日派であると言われます。
ミャンマーがイギリスの植民地であった頃、日本がミャンマーの独立に貢献したことが影響しているそうです。
また、日本のアニメや漫画なども人気で、ミャンマー人は日本に対して親しみを持っているといわれます。
ミャンマー人採用のメリット
ミャンマー人を採用するメリットには以下のようなものがあります。
。日本人との親和性が高い 。若い人材が豊富 。介護職への適性 。日本語の習得スピードの早さ |
- 日本人との親和性が高い
ミャンマー人の温和で真面目な性格は、日本人と一緒に働く上で相性が良いといえます。
チームワークを重視する日本の働き方にマッチしやすいでしょう。
- 若い人材が豊富
ミャンマーの人口は若年層が多く、豊富な労働力が特徴です。
国内の失業率が高いため国外での働き先を探す人が多く、日本企業は若い人材を獲得しやすい傾向にあります。
- 介護職への適性
穏やかで優しく、目上の人を敬う文化のあるミャンマー人は、年配の方と接する機会の多い介護やホテル・旅館などの仕事と相性が良いでしょう。
- 日本語の習得スピードの早さ
ミャンマー人は日本語を習得しやすいといわれています。
その理由として、ミャンマー語と日本語の文法構造が同じ「SOV型(主語 – 目的語 – 動詞)」こと、そして発音が似ているものが多いことが挙げられます。
文構造が同じなので日本語の単語を覚えて母語と同じように組み合わせていけば、会話もできるようになっていきます。
おすすめの在留資格
ミャンマー人に日本人と同様に働いてもらいたい場合、
「特定技能」の在留資格を持つ人の採用がおすすめです。
特定技能は技能実習よりも幅広い業務を任せられるだけでなく、一定の日本語能力と知識を有しているため、即戦力としての活躍を期待できます。
また、特定技能には1号と2号があり、2号は在留期間に上限がありません。
ミャンマーからの人材は若年層が多いからこそ、できるだけ長く働いてもらえるように、職場環境を整え、快適に生活出来るようにサポートをすると良いでしょう。
まとめ
ここまでミャンマー人の採用について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
日本で働くミャンマー人は今後も増加が続くことが見込まれます。
是非、ミャンマー人の採用を検討してみてください。
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